末期がん体験レポート4 通院は大変

父は、入退院を繰り返しました。
肺炎を繰り返したからです。

そして、あまり積極的にがん治療はできなくなっていました。
積極的に治療できないということは、

すぐに退院を勧められます。

病室を待っている人がたくさんいるからです。
そして、放射線治療を通院ですることになりました。

今は、がんの治療と言えば入院より通院が多くなっています。
(がんの通院期間=平均3年5か月と言われています。)

通院が増えているのは、医療技術の進歩と
国の医療費削減等・・色々関わっているようですが・・・

長く続く抗がん剤などの治療には、患者さんにとっても
仕事をしながら・・・家庭を見ながら・・・と言う選択ができるので
いいようですが

末期がんとなると・・・話は違います。

特に、骨転移などがある場合の通院は、簡単ではありません。

私は、当時英会話教室をいくつか開いていましたが、

違う先生にお願いするなどして、
全部休校にして、父のがんと向き合うことにしました。

通院するには、
車で30分ほどの距離でしたが

がんが骨に次々に転移していくにつれ

この車での移動が、父にとってはとてもつらいようで
少しでも車が揺れると激痛が走るようでした。

いくら、ゆっくり細心の注意を払っても
かすかな振動が、耐えられないようでした。

病院で痛みの話をお医者様にすると、本人は自宅で
家族が状況を伝えに来てもいいですよ・・・とも言われ・・・

これで、本当に治療を受けているのかと、少し、不満も募りました。

何もできないにしても・・・
せめて、顔色を見、表情を見、どのような状況なのかを
先生から直接本人に聞いて頂いて、
始めて治療と言えるのではないかと・・・。

何とかならないのかな・・と腹ただしくも思いました。

そして・・

積極的な治療ができず・・・
痛みのケア・・・心のケア・・・
それは、治療重視の病院では無理なのだと・・

このままではだめなのだということが分かりました。

そうして・・
痛みを和らげるが重視・心のケアが重視の
緩和ケアの存在を知りました。

緩和ケア・ペインケアを選択しようと決断しました。

次は、ペインクリニック 在宅ホスピスとの出会い

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